ドラマ
久松真一ゼミ
(月・夜 18時30分~20時30分)
書くという苦悩の先に見えてくる想像、創造することの喜びを少しでもお伝えすることができればと思います。
基本的には、脚本コンクールで求められる一時間ドラマの脚本の完成を目指します。現状一 時間単発のドラマというのはほとんど放送されていませんが、ではどうしたらよいのか。その点を踏まえ、ドラマの発想、アイディア、そこからプロット、脚本と進んでいき、完成を目指します。それぞれの過程で吟味、書き直しを繰り返し、でき得る限りの高みを目指したいと思います。
私は、倉本聰主宰の富良野塾で二年間倉本聰先生に学び、その教えが根底にあり、揺るぎないものです。想像、創造。それは生きる力であり、感動です。 私が学んだそういったことをお伝えしつつ、脚本もそれぞれの個性がありますのでその個性を尊重し伸ばす、あるいは新たな個性、魅力を引き出す。方法としては、力、進度、状況がそれぞれで違うため、それぞれに合った進度で進めること、できるだけ私と一対一で向き合い深く進めるため、講評は二人、三人のこともあり、毎回全員の講評ができないこともあることをご了承下さい。他のゼミ生の作品を読み、講評を聞くだけでも参考になり、勉強になります。
松本美弥子ゼミ
(月・夜 18時30分~20時30分)
私もかつて日脚連のゼミ生で、「もっと面白いものを書きたい!」「どうすれば人に伝わるのか?」と日々模索していました(今もそうです)。同じ思いの生徒さんが、その思いを少しずつでも形にしていけるよう、具体的な指導を心がけています。
授業のメインは、オリジナルドラマの指導。まずプロットを出してもらい、プロットの指導、脚本の指導と進んでいきます。各々が描きたい思いや世界観を聞きながら、どうしたらそれがドラマとして成立するのか、様々な角度でアドバイスしていきます。指導を受けて書き直すのは皆さん! 直しは大変ですが、直しを重ねてこそ力がつきます。他にミニシナリオやプロットの課題もあり、皆で読んで意見を出し合います。(課題提出は必須ではなく、自身の作品執筆が忙しい人はそちらを優先。)課題で着想を得て、自身の作品に繋げる人も多いです。
とにかく大事なのは、書き続けること――そのためにゼミを最大限に活用してください。
宮村優子ゼミ
(火・昼 15時00分~17時00分)
授業は「課題」と「作品指導」、二本柱で成り立っています。「作品指導」はゼミ生が自主執筆したシナリオやプロットを個別に指導、アドバイスするもので、「課題」は毎回出題するテーマにそって、提出された作品(主にワンシーンシナリオ)を全員で回覧、音読。その後意見の交換をします。発言は基本全員に振ります。その他、課題映画を観て逆ハコを作る訓練など。本科と研修科(ゼミ)の間くらいのレベルで脚本執筆の訓練をする場、と考えてください。
コンクール審査での経験から、「アイデア(ネタ)をプロットに仕上げてゆく」「キャラクターを造り込む」という過程に、ライター志望者の致命的な力不足を感じておりましたので、その部分を鍛えることを中心に授業を進めて行きます。
武井彩ゼミ
(火・夜 19時00分~21時00分)
私のゼミで、特に力を入れたいのは下記の2点です。
1.(初級~中級)コンクールで選ばれる作品を書く 私が脚本家になったきっかけは、コンクールでした。全く手探りのところからはじめ、経験を積んでいくうちに、「当時、これ知っておきたかった...!」と思うことが多々あり。そんな経験をもとに、コンクールで選ばれる作品を書くコツなどを実際に脚本を書いてもらいながら、お伝えしていきます。
2.(中級~上級)プロットの壁を乗り越えろ プロットは、脚本家にとって名刺代わりのようなもの。しかしながら、脚本なら面白く書けるのに、プロットになると、どうまとめていいか分からず、苦戦している方が多いと思います。 そんな壁を打破する方法について、実際にプロットから脚本を書く工程を進めていくなかで、お話ししていきます。 それぞれのレベルに合った講習の内容にしたいので、詳細はお申し込み後に、決めようと思います。あと、様子を見ながらディスカッションの時間などもとりたいと思うので、とにかく楽しみながら学びたい、という方は是非いらしてください。
三上幸四郎ゼミ
(火・夜 18時30分~20時30分)
テレビドラマ、映画、オーディオドラマ、アニメ......ひと通りやってきていますので、ノンジャンルで指導しています。
まず、基本的な文章の書き方やアイデアの出し方から入り、プロットや構成の書き方などを押さえていきます。
その後、実際のシナリオを書いて、経験値を高める作業に入ります。
実際のシナリオを二、三本書くと、自分のアイデアを物語化することが楽しくなってきます。あとは精度を高めて、よりおもしろいストーリーを仕上げていきましょう。
特に最近では自分の経験をふまえて、公募での上位進出のためにどうすれば良いかについて、多くの時間を割いています。一次審査や二次審査で自分の名前を発見する喜びを体験してみて下さい。
また、今回江戸川乱歩賞を受賞しましたので、そのことについても話したいと思います。
ひとりでも多くの方がシナリオライターになれますように。
岡崎由紀子ゼミ
(火・夜 19時00分~21時00分)
昨春から始まった、オンライン専門のゼミ。六本木の教室からではなく、講師の自宅から皆さんを繋いで授業を行います。
授業は、各自が定めたコンクールなどの目標に向かって、「プロット」→「プロット直し」→「脚本」→「脚本直し」と自分のペースで書いていき、それをゼミ生みんなで励まし合いつつ批評し合っていく流れで、基本的に対面形式のゼミと変わりません。他に、同じテーマでそれぞれが書いてきたミニシナリオを、みんなで読み合わせて感想を語り合う課題形式なども取り入れています。ほとんど初めて脚本を書く方も、楽しみながらミニシナリオを書くうちに、自然に書き方が身についてきます。
コロナ禍で業界の仕事の進め方は大きく変化し、実力さえあれば、世界のどこに住んでいても、脚本家として仕事が出来るようになりました。かく言う私も、昨年一月に地方に引っ越し、今は仕事の打ち合わせもほぼ100%オンラインです。
ゼミ終了後に飲み会に流れることはできませんが、オンラインの特性を生かし、密度の濃い授業を行っていきたいと思っています。
谷口純一郎ゼミ
(火・夜 18時30分~20時30分)
コンクール入賞を目標に、一時間ドラマの完成を目指します。
まずはネタ、テーマ選びから、一緒にやっていきます。ひとりにつき、三つぐらいのアイディア、やりたいことを、数行で構わないので書いてきてください。 そのなかでどれが一番書きたいのか、自信があるのか、勝算があるか、などを現実的な点も考慮しながら、検討しましょう。そしてプロット、本づくりを、寄り添いながら丁寧に進めていきます。
クラス一体となって進行していくのが理想ですが、無理に他人の作品に対して意見を言う必要はありません。それぞれが一番やりやすい形とペースで、レベルアップして、デビュー出来ればと思います。熱意と誠意のある指導を心掛け、向き合いますので、よろしくお願いいたします。
尾崎将也ゼミ
(水・夜 18時30分~20時30分)
コンクール応募を目指し、1時間ドラマを書きます。テーマ、題材は自由。いきなり脚本を書くのではなく必ずプロットを書くことから始め、プロットも脚本も納得行くまで直しをします。時間はかかっても、発想から完成まで丁寧に指導することを心がけています。どんなペースで書くかは個人の自由。自分の提出作品のない日は必ずしも出席する必要はありません。
武田樹里ゼミ
(水・夜 18時30分~20時30分)
頭の中で面白いドラマが出来たのに書き始めた途端「こんなはずじゃない!」と叫びたくなることはありませんか。コンクールの審査をすると原稿からそんな声が聞こえる時があります。
このゼミでやるのは主に2つ。 *各自書きたい作品を個別で添削指導。成長を妨げている癖や弱点を見抜き、それぞれに相応しい課題(キャラクターを深める、既存のドラマや映画を分析する、本当に書きたいものと時代に合う題材は何かを探るetc)を出して、レベルアップを図ります。 *待ち時間にやるゼミ生共通の課題「3分シナリオ」。全員で各自の作品を共有し選ばれた作品は読み合わせをします。自分の脚本を耳で聞く、人の脚本を読む経験は勉強になります。ゼミの後は、共通メールでフォローアップします。
コンクールに出す自信がない人、たくさん書いてはいるが上手くいかず基礎力をしっかりつけたい人向けのゼミですが、最終目標はプロになることです。 頭の中のドラマを再現させるには技術が必要です。少しでも早くコツを掴めるように指導するので一緒に頑張りましょう!
横田理恵ゼミ
(木・昼 15時00分~17時00分)
最終的な目標は、1時間のテレビドラマを書くこととしますが、まずはそこへ行くまでのプロセスを、丁寧にやっていきたいと思っています。また、毎月テーマを決め、プロットやシーンの練習を行っています。他のゼミ生と意見を戦わせ、直しの方向を探ることも訓練の一つですので、恐れずにどんどん書いてきてください。
ゼミ生はレベルも経験もさまざまです。お互いに刺激を受けながら、自分のペースで進んで行っていただければと思います。
いとう斗士八ゼミ
(木・夜 18時30分~20時30分)
ゼミの目的は長きに渡って仕事を続けられる脚本家を育成すること。その為に必要なスキルは作品の講評を通じて伝えていきます。講評は合評会の形を取っており、提出してくれた作品はゼミ生全員が読めるようにしています。
なので、ぼくが何について話しているのか、理解出来るようになっている筈です。そもそも脚本家になる為に一番必要なスキルって何でしょう?
それは脚本家として生きていくための"人間性"なのだと思います。合評会やその後の他愛もない雑談を通していろいろ学んでくれたらと思っています。共に頑張りましょう。
森山あけみゼミ
(木・夜 18時30分~20時30分)
森山ゼミは今年春から始まりました。今回で第2期になります。 現ゼミ生のモチベーションは高く、互いに刺激し合いながら技術を磨いています。
ゼミのやり方ですが、"コンクールで常に一次突破できる実力をつける"ことを目標にしています。
そのため、①アイデア出し⇒②プロット⇒③ハコ⇒④シナリオの順に提出してもらいますが、②③は一緒に出してもかまいません。
①②に関しては他のゼミ生にも意見をもらいますが、③④は専門的な分野なので私が添削します。シナリオに関してはニュアンス的なコメントを言うのではなく、具体的に書いてみせてわからせるというメソッドをとっています。現段階では、ゼミ生のスキルは飛躍的に上がったと自負しています。
生徒によって指導時間に差異が出ないよう、前日には大雑把なタイムスケジュールを送ります。用事のある人、忙しい人は自分の時間だけピンポイントで出席することも可能です。 ...ということで、 絶対にプロになりたい人、プロへの途上で迷っている人、参加を待ってます!
国井桂ゼミ
(金・夜 18時30分~20時30分)
プロになることを目標に、テーマ選び、登場人物、プロット、構成、シナリオ完成までの一連の作業を個人のレベル・目標に合わせてきめ細かく指導します。
作品指導の原稿は事前にゼミ生全員にグループLINEで回覧します。マンツーマンの指導も共有することで学びを得られます。また、毎回宿題キーワードを出し、それについてのレポート(任意)を提出してもらうことで、自分の作品が提出できない時でもアウトプットに対して講評、議論をしていきます。さらに、インプットの仕方、着想の方法、企画書のつくり方、打合せでの心構え、メディアごと(映画・ドラマ・アニメ・小説)の違いなども幅広く相談に乗ります。どんな小さな疑問でもためらわずにぶつけてください。コンクール入賞からデビュー、さらにはプロとして書き続けるための心構えまで幅広くサポートします。一緒に頑張っていきましょう。
山岡潤平ゼミ
(金・夜 18時30分~20時30分)
それぞれのレベルに合わせ指導をしていきます。
迷っている、つまづいている、わからない部分(脚本の細部だけでなく、テーマ探しやキャラ作り、プロット作りやハコ作りなどの基礎部分も)を、課題や解説を通し、丁寧にほぐしていきます。
基本はコンクールに出せる1時間モノを書きあげることが目標ですが、それ以外にも、現場で通用する即戦力を身につける練習もしていきます(企画書の作り方、原作のアレンジの仕方、売り込み方、打ち合わせの仕方、etc)。全12回で教えられるテクニックはすべて教えるつもりなので、新規の方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
ゼミの卒業生で地上波放送デビューを果たした方もいます。一人でも多くチャンスを掴んでください!!