アニメ・劇画原作

岸間信明ゼミ
(月・夜 18時30分~20時30分)

アニメーションの脚本は、ギャグもの、ファミリーもの、幼児ものから本格SF、ファンタジー、ホラーなど、さまざまなジャンルがありますが、基本は実写のテレビや映画と同じで、ドラマを描くことの一言に尽きます。そのために必要な基礎と実践的な「直し」への対応などを学んでもらいます。

授業の進め方としては、アニメーションに限らず、実写のドラマや映画、劇画原作や小説など、僕の守備範囲にあるものについて、着想の面白さや問題点を話し合っていく形式をとります。15分ほどの短いものから、60~90分のシナリオまで、適格な表現力と表記法、人物設定など確実にレベルアップしていく道を探ります。ゼミの生徒たち全員で新しい企画を立てて、それを各人がシナリオ化することも。シナリオを書いていて楽しいと思えるゼミにできればと思っています。

また、アニメに限らず、劇画原作や小説など、僕の守備範囲にあるものも、時間内であれば相談に応じます。

前川淳
(金・夜 18時30分~20時30分)

このゼミは、実際のTVアニメの脚本制作の進行に沿った、実践的なゼミにしたいと考えています。 実際の打ち合わせでは「発注」→「プロット」→「シナリオ初稿」と進み、そこで直しが出るわけですが、この「直しができるかできないか」がとても重要と考えています。

なので、書いていただいたシナリオを添削して終わりではなく、決定稿になるまで何度も直しをしていただき、最後まで書き抜く根気や対応力を学んでもらいます。 また、昨今のTVアニメはほとんどがマンガ原作ものです。マンガ原作をシナリオ化するという作業(脚色)は、もとのお話がある分一見、オリジナル脚本より簡単な印象があるかもしれませんが、実際はオリジナル脚本を書くのとはまた別の能力が必要になってきますので、マンガ原作の脚色といった授業も行いたいと考えています。

TVアニメはほとんどが30分ものなので、このゼミでも30分もののシナリオ執筆を書いていただくことになるかと思いますが、コンクール応募の時期には1時間もののシナリオに挑戦していただきます。どうぞよろしくお願い致します。