日本脚本家連盟スクールの起源は、テレビ放送草創期の1960年に、当時設立して間もない日本放送作家協会が、次世代を担う新人作家を養成する目的で開講した放送文芸研究室にあります。以来、約60年にわたり、第一線で活躍する脚本家・放送作家が、自ら後進の育成にあたり、今日までに数多くの脚本家・放送作家を世に送り出してきました。
スクール創設初期はCM教室、放送作家教室(脚本・構成)の2ジャンルで講義がされていました。次第に受講生人数が教室の収容人数を超えるようになり、定員数を制限するために毎期面接を行っていた時期もありました。受講人数が満員になる状態が続き、その後新たに文章教室(フリーライター教室)、作詞教室、育成会(現・研修科ゼミ)を開設しました。毎年、夏冬の二回、大型バスで伊豆や長野に行き三泊四日の合宿も行うなど、時のニーズに合わせ、カリキュラムの調整やイベントの企画が立案されていました。
新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言後は、長年続いた脚本家教室本科の休講をはじめ、多くのイベントが中止、見送りとなりましたが、現在はオンラインと併せた新形態でスクールのイベントを開催しております。
現在のスクールは、講義と実践指導からなる本科、ゼミナール形式で個人指導を行う研修科で構成されており、初めて脚本・放送台本を学ぶ初心者からコンクール入賞を目指す方、デビュー間近な方まで、多様で幅広い層の方々が、第一線で活躍する脚本家・放送作家の指導の下、プロデビューを目指しています。
沿革
年次 | 月 | 出来事 |
---|---|---|
1960年 | 6月 | 「放送文芸研究室」という名称で本科第1期開講 |
1965年 | 4月 | 「放送作家教室」に改称 |
1968年 | 9月 | 研修科設立 |
1970年 | 4月 | 日本放送作家協会から日本放送作家組合(現・日本脚本家連盟)へ教育事業を移管 |
1971年 | 2月 | 銀座電通ビルから六本木原ビルへ移転 放送脚本新人賞(校内コンクール)が開始 |
1973年 | 4月 | 作詞教室を開講 |
1982年 | 受講者数最多706名を記録(春357/秋349) | |
1985年 | 9月 | 文章教室(フリーライター教室)を開講 |
1986年 | 4月 | 脚本家教室開講から50期(25周年)を迎える |
1988年 | 2月 | 放送脚本新人賞にて「芸能・アニメ・ドキュメント」部門が発足する |
1991年 | 3月 | 協同組合日本脚本家連盟に改称 |
2005年 | 10月 | 脚本家教室へ改称 |
2011年 | 1月 | 六本木原ビルから六本木電気ビルへ移転 |
2011年 | 3月 | 「脚本家教室100期記念・放送脚本特別新人賞」として在籍生に限らず修了生も応募可能とした |
2011年 | 4月 | 脚本家教室開講から100期(50周年)を迎える |
2013年 | 3月 | 放送脚本新人賞の応募脚本に別部門であった「アニメ」が加わる |
2013年 | 4月 | 本科クラスを脚本家クラスと放送作家クラスの2クラスへ分割 |
2016年 | 3月 | 放送脚本新人賞(校内コンクール)の開催が50回を迎える |
2018年 | 5月 | 研修科が100期を迎える |
2020年 | 4月 | 新型コロナウイルス感染症の影響により、講座を半年間休講 |
2020年 | 10月 | 授業体制を整え、完全オンラインにて講座を再開 |
2021年 | 6月 | 創立55周年記念特別鼎談開催 |
2022年 | 6月 | 六本木電気ビルから一番町東急ビルへ移転 |
2023年 | 7月 | 脚本家クラスの作品指導のみ通学受講を再開 |
2023年 | 10月 | 脚本家クラスが、通常講義においても全面的に通学受講を再開 |
2024年 | 2月 | スクールホームページをリニューアル |
2024年 | 5月 | 放送作家クラスも全ての講義において全面的に通学受講を再開 |
年間教室行事
4月 | 放送脚本新人賞(校内コンクール)<応募締切> 春期本科受講説明会 春期本科クラス開講 |
5月 | 春期研修科ゼミ開講 |
6月 | 放送脚本新人賞(校内コンクール)<結果発表> |
7月 | |
8月 | 夏期スクーリング 秋期本科クラス募集開始 |
9月 | 本科脚本家クラス生徒作品実演会開催 春期本科クラス修了式 |
10月 | 秋期受講説明会 秋期本科クラス開講 |
11月 | 秋期研修科ゼミ開講 |
12月 | |
1月 | 放送脚本新人賞(校内コンクール)<募集開始> |
2月 | 春期本科クラス募集開始 冬期スクーリング開催 |
3月 | 秋期本科クラス修了式 |
アクセス
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