連盟のご紹介
協同組合日本脚本家連盟のあらまし
日本脚本家連盟は、1966年3月1日に、放送番組の脚本を執筆している作家の社会生活を擁護し、その経済的地位の向上をはかる目的をもって、作家たち自身の手により、協同組合として設立されました。
その活動は、放送局や番組制作会社と「中小企業等協同組合法」に基づく団体協約の締結などによる脚本の執筆条件や使用条件の改善とともに、組合員に対する福利厚生制度の充実を中心に展開されました。1970年に、次世代を担う脚本家を養成するための教育事業を開始、さらに1974年には、文化庁から「著作権ニ関スル仲介業務ニ関スル法律」(仲介業務法)による、わが国最初の脚本に関する著作権仲介業務団体として許可を受け、脚本家と著作権の信託契約を結んで、著作権管理団体としての活動が始まりました。その後、2001年10月に仲介業務法に代わって「著作権等管理事業法」が施行されると、著作権等管理事業の登録とともに、脚本等言語の著作物に関する指定事業者に指定され、管理著作物の放送、ビデオグラム、ケーブルテレビ、ネット配信等について、使用の許諾、使用料の徴収・分配を行っています。
「著作権管理事業」「福利厚生事業」「教育事業」は現在も日本脚本家連盟の中核をなす事業となっています。
また、視聴覚作品流通の国際化に伴い、設立当初からIWG(国際作家組合)に加盟、さらに1987年にはCISAC(著作者作曲家団体国際連合)に加盟し、海外の著作者団体との交流を進めました。現在、国際団体には加盟していませんが、引き続きCISACやIAF(国際著作者フォーラム)等との情報交換をはじめ、著作権管理に関する相互代理契約を各国の著作者団体と締結し、国際基準に立脚した脚本家の権利擁護活動を行っています。
現在、日本脚本家連盟は、1,600名を超える脚本家で組織された日本最大の脚本家の団体です。